美味しいコーヒーの淹れ方

コーヒーの楽しみ方は人それぞれですが、せっかくの焙煎コーヒーをより一層おいしく飲む方法として、ハンドドリップの方法をご紹介します。
特に、ネルドリップで味わうコーヒーは口当たりもまろやかで、手間暇を掛ける分その味わいは格別なものがあります。

ドリッパーへのセット

（１） セットしたドリッパーに細挽きの粉を入れます。
　　　(1人分18g、2人ならば30gを目安にして下さい)
（２） 粉を入れたドリッパーを揺らし、軽く叩きながら粉の表面を平らにします。
（３） 平らになった粉表面の中央に、指でくぼみを付けてください。

これで粉のセットは完了。次はいよいよ注湯です。

湯温の設定について

コーヒーをドリップで淹れる場合の温度は、一度沸騰したものを75〜80℃まで冷まします。
（少し冷まし過ぎたと感じる位が適温です。）

コーヒーの抽出方法

（１） 始めに、先ほどのくぼみに湯を垂らし、ゆっくりと円を描きながら粉全体に
　　　湯を浸透させます。その際、ドリッパーに注湯しない様に注意してください。
（２） 抽出液が数滴垂れた時点で蒸らしに入ります。
（３） 蒸らす時間は30秒です。この蒸らしをすることが、コーヒーの味を左右します
　　　ので必須です。
（４） 充分に粉が膨らんだら、ゆっくりと湯を注ぎます。
　　　お湯は、あくまでも中心点(100円硬貨大)のみに、小さな円を描くように少量づつ
　　　注いでください。
（５） あとは、盛り上がった山の高さを維持しながら湯を注ぎ続けます。

コーヒー抽出の終え方

シグマコーヒーではあえて濃口をお勧めしています。
1人分120〜130ccのコーヒーが抽出できたら、素早くドリッパーを外してください。
※これは、注いだお湯が全て抽出されると、表面に浮んでいる脂分や雑味が一緒に出てしまいますので、それを防ぐためです。

ペーパードリップ式の注意点

（１） ペーパーフィルターのミシン目部分は確実に折り曲げること。
　※これはペーパーをドリップに密着させるためと破れを防ぐためですので必ず行ってください。
　※折り方は、まず側面を折り、次に底面部分をその逆方向に折るだけです。
（２） 30秒の蒸らし時間を必ずとること。
（３） 規定の量になったら、すぐにドリッパーを外してください。

以上の３点に注意しながら、改めてペーパードリップ式をお試しください。

勿論、コーヒーの淹れ方は人によって千差万別ですし、自己流が一番と考えておられる方も多いと思いますが、当店でお勧めするこの淹れ方が 「自分で淹れるコーヒーの味」の新しいアクセントとなれば、当店としても喜ばしい限りです。