タロット占いについて

タロットリーディングは、偶発的に展開されたカードを読み解く神秘的な占いです。
それは、カードの意味を一枚一枚読むという単純な作業ではなく、読み手(占い師)の直観力・感受性・精神性(知性)を活かすことによって、並べられたカードから 様々な情報やアドバイスを受け取っていく、とても奥が深い占いと言えます。

その長い歴史を経て 今なお人の心を捉えて離さない真の魅力と存在価値は、単に「秘められた運命を紐解いたり、知り得ないことを的中させたりする」ということに終わらず、その奥には「計り知れない可能性と 崇高でポジティブなメッセージ」を見出すことが出来るという点にあります。

「運命」を紐解き、更にそこで得たメッセージを元に「如何にベストを尽くすか」ということが、人に与えられた「開運への最大の近道」であり、その真意は「可能性へ向けてベストを尽くせば、人はおのずと充足ある運命へ導かれて行く…」という摂理に繋がります。
これこそが、タロット占術の最奥に秘められた「人を前向きに生かして行く真理」と言えるのではないでしょうか。

タロットの起源

神秘的なヴェールに包まれているタロット。
その由来はジプシー達による伝承、哲学者による編集など様々に言い伝えられて来ています。
ただ歴史上でタロットが初めて確認されているのは 14〜15世紀頃のイタリアで、現在のタロット占いの原型が存在したと言われています。

小アルカナのルーツは更に古いと思われますが、現在世界的に広く利用されているタロットカードの原型は、14世紀のヨーロッパにあったと言われています。
今日 私達が使うタロットは、その歴史に語り継がれる多くの伝説的エピソードを経て誕生した様々な系統・古典版の再生・カード自体の多様なデザイン化などにより、基本に大きな変換は無いものの 数多くの種類・系統のカードが存在しています。

これらは単なる占いカードとして区別するには勿体無いほど 美しく芸術的な作品まで存在し、今日 それらを手にすることが出来るということは 非常に感慨深いものがあります。

タロットの構成

タロットカードは大きく２つのブロックに分かれています。
まずは象徴的なシンボル画が描かれた大アルカナ22枚。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


そして４種のスート(棒、聖杯、剣、金貨)各10枚づつの数札と、それらスートに付随するコートカード
（表記例[英]；King、Queen、Knight、Page）からなる小アルカナ56枚。（画像は各スートの一部）
剣 棒 聖杯 金貨

これら78枚すべてには象徴と奥深い意味があり、占いでランダムに展開されたカードへのインスピレーションによって生まれる奥深いリーディングとMessageが タロット占術の真骨頂です。

※カード画像著作者 nekomata's tarot page

西洋占星術との関連性

タロットリーディングを深める際に想像力と直感力は欠かせないもの。
そしてそれを更に増大させる一つの鍵は、実は西洋占星術との連携ではないかと思います。
タロット占術法は数多く存在しますが、中でも深遠なリーディングに結び付く技法の一つはホロスコープ（天球12室）状に展開させる方法です。

運命を司る12室から成るホロスコープの象徴と各室の関連性。これにタロットを加えた占術法は、占星術の理論と実践的知識も必要としますが、天球12室に配置されたタロットは不思議なことに「占いたい事象の状況・周囲の様々な背景・縁・感情・宿命・今後の展開」に至るまでを如実に映します。
私が日頃の鑑定で多用するのは、この技法です。
【ホロスコープスプレッドの各部屋の代表的（一般的）な意味】

タロットと関わって20年以上が経ちますが、私自身常々感じているのは、タロットというものは何も摩訶不思議な予言を示す魔法の道具などではなく、この世の摂理を問い掛けて来る哲学的なファイルなのではないか・・ということです。

カードを読み解くほどに事象の核心は深まりますが、結果として受け留める真のメッセージは、流転する世の中の摂理と、それを生き抜いて行く上での智慧を示しているように思います。

西洋から伝来したとされるタロットの最も奥に見出せるものは、意外にも東洋的な哲学が込められていると感じさせられる辺り、文明のルーツへの神秘を感じずにはいられません。

本館ウェブサイト 「峰レア タロットセラピー」

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タロットセラピー SOUL-JAM （個人セッション、タロット講座）

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