基礎編[１],[２] ／ タロットカード78枚 完全解説

●基礎編[1] 大アルカナ 22枚（全4回）
●基礎編[2] 小アルカナ 56枚（全5回）
　※1講座 120分 15,000円（内税）

タロットカードは大きく２つのブロックで構成されています。
象徴的なシンボル画が描かれた大アルカナ22枚と、四つのスートに分けられた小アルカナ56枚、合計78枚で構成され、これをタロットのフルデッキと呼びます。
基礎編[1]では、実践の中でも特に重視する大アルカナ22枚の解釈方法を最初にマスターします。22枚の世界観と解釈方法をまとめた資料を元に、具体的な実践例やリーディング方法をお話しします。
基礎編[2]では、キメ細やかなリーディングの決め手となる小アルカナの解説を５回に分けて丁寧に詳しく解説します。

峰レアの口頭でのカード解説は、カード一枚一枚のビジョンを、具体的な例や分かりやすい喩えを挙げながら、極めて詳しく説明することから、タロットを今までになく身近なツールに感じられることと思います。
カードの特徴、キーワードとその背景にあるニュアンス、正逆の作用差、他のカードによる作用性、ケースに応じた読み取り方のコツ、テーマごとに異なるアドバイス例など。非常に中身の濃い内容となっております。
これにより、カードの意味をマニュアル的に覚えるのではなく、カードに秘められた世界観をリアルに想い描くことが出来るようになります。

この「基礎編／タロット78枚 完全解説」は、ビギナーの方は勿論のこと、現役占い師や、セラピストの方々からも、タロットの世界観を再確認し、リーディング力を更に深めるためのコースとして、幅広くご利用いただいております。
受講されている皆さんからは、「タロットに対するイメージが変わった」というご感想を沢山いただきます。
これは当講座でのタロット解釈が、現実に喩えられるリアリティさと、タロットの持つ普遍的（哲学的）な側面にスポットを当てている為かも知れません。
タロットリーディングは、物事を予見できる（占える）ツールでに留まらず、その先の普遍的なメッセージを読み取り、的確な指針を見出すという意味では、読み手の精神性（バランス感覚）が何よりも重要だと言えます。

以下に、大アルカナ解説のテキスト一例をご紹介します。

15. The Devil　悪魔　（背徳・呪縛・煩悩）
知恵を持った人間ゆえの「煩悩」と、それに起因する様々な影響を示すカードです。　不健全で不当な環境や人間関係に束縛されることを暗示し、その鎖を断ち切れずにいます。　悪魔のカードの本当の恐さは、一見、人の為に利益を生もうとするような姿を見せつつも、人の「欲」を巧妙に利用するだけの悪知恵を秘めているという点にあります。　まるでこの世は持ちつ持たれつとでも言わんばかりに、悪魔が出た状況は利害が発生するケースが多く、それによる抑圧を示唆します。　しかも、その状況に甘んじてしまっていることへの警告も発しています。　すなわち、悪魔の示すネガティブなスパイラルから脱却するには、己の精神力で自立することが求められており、それを妨げようとする誘惑があることを暗示します。　しかし、人間の業の深さや脆さに付け込んでくる出来事も、何らかの「因果関係」があればこそ。　逢わなければ良かったと思えるような腐れ縁も、それを招き入れた要因が実は己にあるという警鐘に他ならないかも知れません。　悪魔の本質は、「現実を直視することを避ける、心の弱さ」にあります。　その弱さに付け入るのが悪魔です。　静かにむしばみ、感覚をマヒさせる潜在性を持つことから、不健康・不摂生・悪循環を意味し、そこから脱却する必要があることを示唆します。　愛情に於いては、ネガティブな利害関係やアンモラルな状態を示し、それによって得られるのは一時的な快楽であることを暗示します。　また、悪魔のカードには「因果応報」と言える「宿命」や人の「業」を示すところがあり、運命的な出逢い「縁」を示唆することがあります。　その場合の悪魔のカードは、黒を白に（あるいは限りなく白に近いグレーに）変えることによって、これまでの呪縛から解き放たれる未来を示唆しています。　悪魔のカードには品位の良し悪しは無く、ネガティブな状況に甘んじるか、或いはそこから解放されることを望んで自立するか、常に紙一重な状況に置かれていることを示します。　悪魔に打ち勝つには、ニュートラルな現実性を持ち、客観的で健全な判断を重んじることです。　ここに象徴されるテーマを克服すれば、その先には人生最大とも言える成長が望めるでしょう。　そういう意味でも、悪魔の影響は、人生に於いて極めて大きな意味があります。

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