峰レアの所蔵タロットから 名作・新作タロット等の一部をご紹介します (2006/1/19更新)

Medieval Scapini


【Medieval Scapini Tarot】
中世イタリアのものを忠実にコピーした傑作です。芸術性が非常に高く、大変に美しく 厭きの来ないデッキ。
私自身も愛用して10数年が経ちます。現使用カードは3代目。
小アルカナの絵は、ウエイト版がベースにありながらも独自の世界が感じられ、
その絵柄からも深いインスピレーションをかき立てられる素晴らしいデッキです。
個人的にも、この10数年で最も使用度が高く、魅了されているタロットの一つです。
スカピーニの画筆によるタロットはもう一作品あり、そちらも中世のアンティークな雰囲気が感じられる内容です。
Der Haindl Tarot


【Der Haindl Tarot】
米原住民の自然崇拝を元に造られた美しいカード。
イーチン(易)や占星術、世界各地の神々など、神聖な象徴が多数盛り込まれた奥深い内容です。
カード裏面のデザインは、好みが分かれるところかも知れませんが、対面でゲストを占うにはインパクトが高いのではないでしょうか。
初版のカードは、紙質が非常に良質で値段も高価でした。

Neuzeit Tarot


【Neuzeit Tarot】
別名「New Age Tarot」と呼ばれる、如何にもエキセントリックでヒップなタロットデッキ。
個人的には三本指に入るほど大好きなカードなのですが、残念ながら紙質が悪すぎて、使用頻度が多い場合は数ヶ月でボロボロになります。
私自身も、3デッキ使用済み。国内では比較的入手困難。
この強烈なブラックジョークに満ちたカードで、真剣に悩んでいる方々を対面鑑定している時、何か申し訳ないような気持ちになったことすらある、
かなりアクの強いカード。しかし、愛すべき秀作だと思います。
Gipsy Tarot


【Gipsy Tarot】
独創的なカード。絵柄は上のNewAgeに近く、こちらの方が紙質も良好。
その絵柄が好きな方にとっては非常に愛着が湧いてくるはず。
小アルカナは個性的なデザインの数札なので、実践に用いるには少し使い込んだほうが良いでしょう。
Classic Tarot※


【Classic Tarot】
イタリアのLo Scarabeo社の出版。19世紀銅版画の素晴しい復刻版タロットデッキです。
その色使いやデザインの美しさは群を抜いているのではないでしょうか。
大アルカナの絵柄の芸術性は古典版でもトップクラス。古くて新しい、非常に素晴らしい作品です。
小アルカナは典型的な古典的デザインで、とても美しく使い易い内容になっています。
Mermaids Tarot※


【Mermaids Tarot】
同じくLo Scarabeo社のデッキ。
人魚をモチーフとした非常に美しいタロットで、海中の世界が美しく描かれています。
絵のテクニックが秀抜で、色使いも全体的に淡い中間色が多く、視覚的にも癒される素敵なカードです。
小アルカナも貝殻、真珠、などのモチーフで描かれていますが、ベースはウエイト系なので使い易いのではないでしょうか。
因みに、サイトでの限定無料ワンオラクルでは、このカードを使用しています。
Da Vinci Tarot※


【Da Vinci Tarot】
ダ・ヴィンチの絵を元に構成された面白いカード。
セピア色の世界が広がり、視覚的にも落ち着いた雰囲気ですが、実践に用いるには好みが分かれるかも知れません。
色が単一に近いので、かなり使い込まなければ、読みにくいのではないかという、コレクターズ向けなデッキです。
Ibis Tarot


【Ibis Tarot】
エジプト好きな方にお勧めのカード。
鮮やかな色使いとハッキリしたタッチで描かれています。
全体的に、やや平面的に見えますが、それぞれの象徴も盛り込まれており、興味深いカードです。
Universal Tarot※


【Universal Tarot】
イタリア初のウェイト版。
色彩が淡く綺麗で、初心者には最適です。
ウエイト版には様々な色使い・デザインのカードが多様にありますが、中でもこのカードの色の美しさは格別です。
平面的なウエイト版が苦手な方にはおススメのデッキと言えます。
Gendron Tarot


【Gendron Tarot】
実写を織り交ぜ、イラストとのCG処理を施した大変に美しい作品です。
78枚全てが絵札。かなり細かく描き込まれており、眺めていて飽きが来ないと思いますが、
大アルカナと小アルカナの対比に、微妙なギャップを感じるのは気のせいでしょうか。
しかし日本でも、このデッキのファンは多く、沢山の愛用者の方がいらっしゃるようです。
Barbara Walker Tarot


【Barbara Walker Tarot】
[The Secrets Of The Tarot]の著者B.W による神話を描いたデッキです。
神話がベースに描かれていますが、現代的な比喩も組み込まれている辺りが、とても魅力的なカードと言えます。
例えば、この「法王」のカードには、法王の裏から悪魔(使い魔?)がひょっこり覗いている…というアンチテーゼも見られ、
非常にユニークでもあります。
サイズが小さめなので、日本人の手にも納まり易いのではないかと思います。
Ancentral Pass Tarot
【Ancentral Pass Tarot】
絵の美しさは特筆もの。
小アルカナの各スートごとに、各国の文化的モチーフが物語的に描かれていて面白い。
剣のスートは日本が舞台となっていますが、なかなかおどろおどろしくユニークです。
特筆すべきは愚者のカード。「愚者は、あなたです」と言わんばかりに、
愚者(占者自身)が描かれたカードを愚者(占者)が持っている…という強烈な比喩が素晴らしいです。
Eclectic Tarot


【Eclectic Tarot】
幻想的な水彩画風の絵が美しい作品です。
カードはかなり厚手(1枚が3mmほど)で、私の手ですら持て余すほど大ぶりです。
ただ、そのアンティークな風情が好きな方にはおススメです。
私は、カードを横にカットするのですが、このカードをカットする際はスピードダウンせざるを得ません。
Thoth Tarot Deck


【Thoth Tarot Deck】
いわずと知れた、A.クローリーによる魔術色の濃いカードです。
デザインが非常に美しく、芸術性と魔術性を兼ね備えた逸品。
解釈も通常とは異なり、独自の意味づけが成されていますが、着目すべきが「恋人(兄弟)」のカード。
男女(白と黒)の融合を、隠者が祝福している…という、「偉大な創造」を意味しています。
大アルカナの6番目に位置づけされる「恋人」の、6を クローリーの解釈では重視します。
不思議なことに、中国でも「6」は重要視され 尊ばれているというのも、奇妙な符号かも知れません。
Golden Dawn Tarot

【Golden Dawn Tarot】
I..リガルディ監修の魔術結社[Golden Dawn]のタロットデッキ。
小アルカナは数札で、全てがセフィロト(生命の樹)で表されています。
一度使うと何故かヤミツキになり、セフィロトの世界に魅了されて未開拓の領域を刺激される不思議なカードです。
Grand Etteilla


【Grand Etteilla】
数学者エッティラによる美しくも難解なタロット。
大アルカナの順番やカードが通常とは異なるので、正確な解釈を深めるには、ある程度はテキストを読み深める必要があるかも知れません。
ただし、大アルカナの古典絵画のような絵柄と、小アルカナの幾何学的な神秘性は、見る者を魅了するでしょう。
Tree-Of-Life Tarot


【Tree-Of-Life Tarot】
全てのカードが生命の木とAstrologyを元に作成されています。
セフィロトに占星術の象徴が当てはめられた、図形のような暗号のようなカードで構成されています。
実践には不向きですが、探求には面白いカード。
Saints Oracle Cards※


【Saints Oracle Cards】
キリスト教の守護天使の異色カード。
見ての通り、絵柄はいかにもカトリック的な芸術性を持ち、大変に美しいカードです。
カトリックでは、占いを「邪教」と忌み嫌いますが、その世界の守護天使で占うというのが、いかにもイタリア製らしく感じます。
Gipsy Fortune Telling Cards


【Gipsy Fortune Telling Cards】
36枚の楽しい占いカード。オーストリア製。
「結婚」、「手紙」などというカードのほかに、「未亡人」や「泥棒」などというカードもあって、なかなかユニークです。
絵柄も綺麗で、コレクターズ向き。
MINEREA's Horoscope

【My Horoscope】
おまけでUp。見難いかも知れませんが、私の出生天球図です。
5個の星が合で上昇しています。
初めてタロットデッキを購入される場合、78枚全絵札で定番的なウェイト版系がお勧めです。

日本ではアメリカのタロット出版社『U.S.Games Systems』のカードが広く流通していますが
個人的に使用頻度も高く 注目しているのはイタリアのタロット出版社『Lo Scarabeo』※のカード。
芸術性が高く非常に美しい作品が近年数多く発売されています。


HOME

Copyright (C) 2004-2008 RARE-CORES , All Rights Reserved.